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お尻の筋肉の“形”が糖尿病のサインに?

お尻の筋肉の“形”が糖尿病のサインに?

MRI、3Dマッピングで判明した、男女で異なる大殿筋の変化と代謝リスク

長時間座りっぱなしの生活や運動不足が気になる人は多いものです。そんな「日常の姿勢や筋肉の使い方」が、実は代謝の状態とも関係している可能性があることが、放射線医学会(RSNA)の研究で示されました。MRIの3Dマッピング技術を用いて、大殿筋の“形”と2型糖尿病との関連を調べた結果(※)を発表しています。
(※)出典:RSNAプレスリリース 2025年11月25日
 

研究の内容は

英国の大規模データベース「UK Biobank」に登録された61,290件のMRI画像を解析し、大殿筋の形状と健康指標との関連を調べた研究です。
MRI、3Dマッピング技術により、従来の「筋肉量」や「脂肪量」では捉えきれなかった立体的な変化を可視化しました。
研究チームは、画像データに加えて身体計測、生活習慣、病歴、バイオマーカーなど86項目の変数を組み合わせ、筋肉の形状がどのような要因と関連するかを解析しました。
 

研究の結果は

解析の結果、以下の特徴が明らかになりました。
 
Ⅱ型糖尿病のある男性 → 大殿筋が「萎縮」する傾向
Ⅱ型糖尿病のある女性 → 大殿筋が「肥大」して見えるが、筋肉内の脂肪浸潤が原因と考えられる
体力が高い人(握力・運動量が多い) → 大殿筋の形状がよりしっかりしている
加齢・フレイル・長時間座位 → 大殿筋が薄くなる傾向
フレイルの影響 → 男性は広範囲で萎縮、女性は限局的な変化にとどまる
 
これらの結果から、大殿筋の形状は代謝状態や筋機能の早期低下を反映する可能性が示唆されました。
  

研究発表者の意見

研究責任者 E. Louise Thomas 博士(University of Westminster)は、
「大殿筋は人体で最大級の筋肉であり、代謝健康に重要な役割を果たす」と述べています。
共同研究者 Marjola Thanaj 博士は、
「筋肉量ではなく“形状”に着目することで、男女差を含む精密な変化を捉えることができた」とコメントしています。


水谷俊江
/管理栄養士 2級ファイナンシャル・プランニング技能士

UPDATE : 2026.07.06

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